お盆に合わせて夏休みをとった方は多いんではないでしょうか?
もうすぐ連休が明けますね。
連休明けの朝は、気持ちが重くなりませんか?
休んでいる間に、職場では何が起きていたのか。
出勤して、それを確認するところから一日が始まります。
職種が違っても、人をまとめる立場になった人は、似たような朝を迎えると思います。
休み明けが、いちばん重い
自分が休んでいた間に発生した問題を言われるかな…
そう思いながら職場に向かう日があります。
休んでいた間に起きたトラブル。
片づいていない話。
誰かの不満。
それを聞くところから始まるとわかっています。
だから出勤する前から、少し構えてしまいます。
スタッフからの愚痴は、休み明けに集まりやすい。
しかも自分の部署だけではないんです。
他の部署から言われることもあります。
「うちの部署のことは、ほっといてくれませんか。」
そう思う日もあります。
「いや、そう言うあなたの部署はどうなんだ?」
そう思う日もあります。
口には出しません。
その代わり、気を使います。
誰に、どの順番で、どこまで話すか。
そういうことを、朝から考えています。
医療をやっていれば良い。という仕事ではなくなりました
医療技術職として現場に立っていた頃は、目の前の仕事をやりきればよかった。
自分の手で、自分の判断で、その日の仕事を終えられました。
管理職になってからは、そうではなくなりました。
医療をやっていればいい仕事ではなくなった。
そういう言い方が、いちばん近いと思います。
部署をまとめて、結果を出す。
これを常に考えていなければなりません。
一つひとつは、大きな出来事ではない。
会議が長引いた。
相談が重なった。
決めきれない話が残った。
その程度のことです。
ただ、考え続けているという状態そのものが、少しずつ積もります。
積もったものが、連休明けにまとめて出てくるのかもしれません。
成果が見えない仕事は、正しさも見えない
管理職になって、いちばん戸惑っているのはここです。
医療職の管理職は、成果が見えにくい。
売上を上げるわけではありません。
何かを売ってくるわけでもありません。
数字で示せるものが、あまりない。
そうすると、自分がどう評価されているのかもわかりません。
評価されていない、という話ではないんです。
どういう基準で見られているのかが、わからないということです。
そして評価の基準がわからなければ、自分のやっていることが正しいのかも、わかりません。
部署として仕事をして、病院に貢献する。
その方向でいいはずだ、とは思っています。
でも、いま自分がしている判断が、その方向に合っているのか。
確かめる方法が、見当たらない。
答えのない問題を、毎日解いているような感じがします。
しかも、その問題は明日も出てきます。
これは、能力の問題ではない
正しさがわからない。
この感覚は、自分の力不足のように見えます。
判断力が足りないから、迷う。
経験が足りないから、確信が持てない。
そう考えたくなります。
でも、少し立ち止まると、別の見方もできます。
この仕事には、正しさを確かめる仕組みが、そもそも用意されていません。
売上のような指標がない。
成果が形になるまでに、時間がかかる。
現場にいた頃は、その日のうちに手応えがありました。
やった仕事が、目の前で終わっていたから。
いまは、その手応えの出方が変わっただけかもしれない。
頼れる人がいない、という抜け
もうひとつ、しんどさの理由があります。
頼れる人がいない。
部署の中のことは、部署の中では相談しにくい。
上に相談すれば、それはそれで自分の管理の話になります。
他の部署に話しても、立場が違えば見えているものも違います。
そして、抱え込んでしまう。
人に頼れていない、という部分もあるかもしれません。
自分でやるほうが早い。
説明する時間が惜しい。
そう思っているうちに、頼るタイミングを逃してしまいます。
気づけば、自分も愚痴を言っている
しんどさが続くと、話す内容も偏ります。
気づけば、愚痴ばかりになっています。
それが、自分でも嫌になる。
スタッフの愚痴を聞くことをしんどいと感じているのに、自分も同じことをしている。
そのことに、あとから気づきます。
責めても仕方がない。
ただ、こうなっているときは、たいてい何かを抱えすぎています。
解こうとせず、整えることに変える
答えのない問題は、解けません。
解けないものを解こうとしているから、終わらない感じがするのかもしれない。
だから最近は、解くのをやめています。
代わりに、整えるほうへ寄せています。
いま何が起きているのか。
それは自分が判断することなのか、そうでないのか。
いま決めなければいけないことなのか、置いておけることなのか。
分けて、置く。
正しさは確かめられません。
でも、いま自分が何を抱えているかは、分けられます。
分けたところで、問題が減るわけではありません。
それでも、全部がひとかたまりで乗っているよりは、少し軽くなります。
正しさは、あとからしか見えない
今日の判断が正しかったかどうかは、今日はわかりません。
半年後にわかるかもしれません。
ずっとわからないままかもしれない。
わからないままでも、明日も現場は動いています。
正直に言えば、現場で医療をやっていたほうが、気持ちは楽です。
仕事としての楽しみもありました。
それでも、この立場でしかできないことがあるのだろうとも思っています。
答えが出ないまま働き続けるのは、たしかにしんどい。
ただ、答えが出ないことと、何もできていないことは、別のことだとです。
いま自分が抱えているものを、一度分けてみませんか。
スタッフの話を聴いたあとも、その言葉が頭から離れない。
休みの日まで、職場のことを考えてしまう。
そんな状態が続いている方に向けて、無料のセルフチェックを作りました。
「感情の受け皿化診断」は、18問・5分です。
いま自分が何を抱えすぎているのかを、仕分けできるようにしました。
※医療的、心理的な診断や治療を目的としたものではありません。 管理職やリーダーとしての働き方を振り返るための資料です。
https://toassistmedical.com/kandou-ukezara-shindan/
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現場時代はその場で手応えを感じられたのに対し、管理職になると明確な数字がなく正しさを確かめる基準も見当たらないというお話にすごく納得しました。手応えが得られないのは決して自分の能力不足ではなく、「成果や正しさが見えにくい仕組みそのもの」にあると整理してもらえると、余計に自分を責めずに済みますね。